概要
対象構造物の周波数応答関数から、慣性特性(質量、重心位置、慣性モーメント)を最小二乗法により推定します。
特長
自由支持境界条件の質量ラインより推定を行う方法に加え、弾性変形モードの影響で質量ラインが明確に現れない構造物に対しても、構造物の支持反力を計測することで、慣性特性推定を行う手法を提供します。また、推定した慣性特性による周波数応答解析および、測定結果と解析結果の比較グラフ作成を行うことができます。本ツールのアプリケーション(実績)は以下の通りです。
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乗用車の実車状態におけるパワートレイン慣性特性の計測
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乗用車(実車およびトリムドボディ)の慣性特性計測

動作環境
- プラットフォーム
- Windows 7以降
- ソフトウェア環境
- Microsoft Excel 2010
- 入力ファイル
- スプレッドシート形式の構造物の代表点6自由度
周波数応答データ(ESTECH.PathFinderより出力) - 使用法
- Excelテンプレートにデータを読み込み、その後VBAにより自動処理を行う。