自動車エンジンが運転時に発生する剛体起振力を計算するプログラム
概要
自動車エンジンが運転時に発生する剛体起振力を計算するプログラムです。
主運動部品の機構運動と燃焼圧によって発生する並進力、モーメント、および、クランクシャフトの出力トルク変動をエンジン回転次数成分ごとに計算します。

特長
パワープラントの慣性諸元やエンジンマウント特性を入力することで既述の起振力によるパワープラント剛体振動を同時に計算することができます。
起振力計算に使用する燃焼圧は、実測値などの外部データを入力できるほか、本プログラムのオプション機能を用いて計算することができます。
諸元の入力から結果分析まで、すべての操作がExcel上で完結するので、CAE専任者以外の方でも容易に設計検討にお使いいただくことができます。
主な適用例
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エンジン主運動部品の主要諸元、シリンダレイアウトの検討
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バランスシャフト仕様・配置の検討
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エンジンマウント配置の検討
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クランクピン荷重計算
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車両機構モデル、FEモデルと組み合わせたこもり音、アイドル振動などのNV解析
動作環境
- プラットフォーム
- Windows 10以降
- ソフトウェア環境
- Microsoft Excel
- 入力ファイル
- エンジン本体、および、クランクシャフト、または、トランスアクスルのモーダルモデルの読み込み
- 使用法
- エンジン主運動部品の主要諸元、および燃焼圧から、パワープラントに作用する剛体起振力を計算。
同起振力を用いて、エンジンマウント支持されたパワープラントの剛体振動を計算。