特長
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ユーザのワークフロー設定をカスタマイズ開発無しで簡単に実現
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直感的で分かりやすいユーザインターフェース
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様々な機能がシームレスに統合されたプラットフォーム
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高品質なデータ収集と優れたデータ管理によりデータの信頼性を確保
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外部データソースとの連携やAPI提供等オープンなソフトウェア
データの表示、計算、管理
音響振動関連のエンジニアが業務時間の大半に費やす、データの管理と表示、そしてレポート作成を効率化するスタンドアロンツールです。
HBK製品で使用されている独自の試験ファイル形式、HBMやHead Acousticsなどのサードパーティのファイル形式、Microsoft Excelスプレッドシート、UFF、ASAM ODSなどの標準的な試験ファイル形式、 Nastran、Ansys、Abaqusの有限要素モデルファイルなど様々なファイル形式に対応しています。

データ計測
HBK製品であるLAN-XI、LAN-XI Light、またはIDAeフロントエンドを使用し、分析用の一般的な音響振動データを収集できます。セットアップ作業は、他の収集ライセンスや解析ライセンスを使用せずに再利用可能なカスタム設定を作成して保存できるように設計されています。試験を実行する際に、作業者はいつでもラボや試験を実行する場所で設定を読み込み、使用することができます。

ユーザーインターフェースは、TEDSトランスデューサ機能を使用して、設定を迅速に構成できるように設計されています。また、トランスデューサデータベースからトランスデューサをドラッグして設定にドロップすることもできます。また、接続されたフロントエンドのリアルタイム表示と各チャンネルのモニタにより、計測状況が一目で確認できるようになっています。
計測はシングルクリック操作で実行でき、多彩なグラフ表示によりデータ確認もスムーズに実施できるため、正確で効率の良い作業が可能です。

データ処理信号分析
あらかじめ定義されたプロセスチェーンを使用して、リアルタイムの分析を実行し、レポート生成までの作業を効率的に実施できるよう設計されています。このプロセスチェーンには、様々な信号分析処理や表示および保存のための個々のエレメントが含まれます。ユーザはこれらのエレメントを使って、任意の信号処理フローを作成し、処理の実行やその処理フローの再利用が可能です。
主な信号処理機能
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フィルタリング
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FFT分析
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CPB分析
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エンベロープ解析
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音質メトリクス
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回転次数比分析
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関数演算
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統計
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スケーリング 等


実験モーダル解析、コリレーション解析
実験モーダル解析に必要なジオメトリ作成~計測~カーブフィット~結果確認までの作業をシーケンシャルに効率よく実施するためのアプリケーションです。
計測は、ハンマー加振、シェーカ加振試験に特化したインターフェースを用意しており、簡単に設定、計測ができるようになっています。また、最新のカーブフィットアルゴリズムを含む多数のカーブフィット手法を提供しており、グラフィカルで分かりやすいインターフェースとあわせて、高精度かつ効率的な解析を可能としています。
CAE解析結果との比較のために、DOFマッピング機能を備えたコリレーション機能も有しています。このコリレーション機能を使って、CAEモデルから実験モーダル解析の測定点を検討するプリテストプランニングも実行可能です。


音源探査
HBKアレイマイクロホンと組み合わせて、リアルタイムの騒音源位置計測とマッピングを簡単に実施することができます。音源探査のアルゴリズムにはビームフォーミングとホログラフィの2つの手法が利用できるため、低周波数域から高周波数域までを幅広く網羅する分析が可能です。テンプレートを利用すれば、ルーチン測定のセットアップをオペレータが数秒で行うことができます。


計測フロントエンド
HBKが提供するLAN-XIは、世界最高峰の性能と機能を兼ね備えた計測フロントエンドです。主な特長としては、以下の点があります。
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HBK独自のDyn-X技術による広域なダイナミックレンジ(ナローバンド 160dB)
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モジュールを自由に組み合わせることができるフレキシブルなシステム
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鍛造マグネシウムを使ったポータブルで頑丈な筐体
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DC電源、バッテリ、PoE給電が選択できるフレキシブルな電源
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LANケーブル接続だけの簡単なセットアップ
また、ひずみブリッジ、高速タコ、超音波計測等の専用モジュールも用意されており、多彩な信号計測に対応できます。
