実験技術 油圧加振機による特性計測

自動車のEV化により、ロードノイズ性能が重要なファクターとなっています。エステックではロードノイズを評価するためのタイヤ接地面からの大入力加振実験を実現するため、油圧加振システムを導入しています。

本システムは小型加振ヘッドの採用により汎用性を担保しており、加振ヘッドとともに使用する治具や設置方法を変更することにより、ロードノイズ実験だけでなくゴム部品等の動特性測定や車体ヒステリシス特性を測定するための静的変形実験も可能となります。

スペック

Static Force
2000 lb (8900 N)
Dynamic Force
2000 lb (8900 N)
Stroke
2.0 inch (50 mm = ±25mm)
Frequency
1~1000 Hz

加振パターン

  • 1.
    サイン加振
    • 周波数単一加振
    • スイープ加振(同相、逆相、任意位相制御)
    • 変位、加速度制御(加振振幅は周波数毎に設定可能)
  • 2.
    ランダム加振
    • PSD波形任意作成可能
  • 3.
    複合加振
    • サインonサイン(単一波形に他周波数のサイン波を乗せる)
    • サインonランダム(単一波形にランダム波を乗せる)
    • ランダムonランダム
  • 4.
    波形再現(時間軸/周波数波形の再現)
    • 例)車両実走行時のデータを基に台上で再現

ドキュメント