スクイーズフィルムダンパ現象
流体-構造連成現象として、スクイーズフィルムダンパをご紹介します。
この現象は、振動する平板が固定表面に近接すると、粘性空気の流動及び圧縮により、平板に対し抵抗力が発生します。
Squeeze Film Damping (SFD)のイメージ図

MEMSデバイス(sensors, actuators)の設計と動的性能改善において、空気スクイーズフィルムダンピング効果の利用は重要となります。また、一般機械の騒音・振動制御においても、効果的に活用した事例があります。
連成解析手法
エステックでは、汎用CAEソフトを用いた流体(CFD)-構造(FEM)連成解析により、スクイーズフィルムダンパ現象を再現しています。
連成解析には強連成・弱連成があり、それぞれに解析上の利点があり、適切な解析手法を選択することが重要です。

外部発表・論文等
構造~流体連成解析によるスクイーズフィルムダンパ効果のシミュレーション/SIMULIA Customer Conference Japan 2010/2010年